エコクリーン分野

酸化剤工法

嫌気性微生物法は、掘削法のコストの1/3程度と安価でありますが、微生物による分解という性質上、浄化期間が通常1~2年と長期に必要となり、土地利用上、短期間に浄化を完了する必要のある場合には適用が難しくなります。
弊社ではこうした需要に基づき、化学酸化法によるVOCs浄化をSPS等を用いた化学的酸化法について研究開発し、原位置浄化法として適用しています。
下図にSPS法によるVOC浄化の模式図を示します。

反応概念図

汚染物質は、SPSと触媒によって生成されたラジカルによって速やかに分解され、炭酸イオン水、塩素イオンにまで分解されます。
SPS化学酸化法では、触媒、SPS水溶液の順で注入し、この作業を通常、複数回に分けて実施します。
化学酸化法の適用にあたっては、在来嫌気性微生物法と同様に、地層構成、土壌汚染状況、地下水汚染状況、地下水流向、地下水流速などの予備調査を行います。
更に、地下水調査では、汚染物質濃度分析の他、ラジカル反応に関与する有機物量(TOC)、酸化還元電位、PH、電気伝導度などを測定し、場合によっては更にラボ試験により、対象となるVOCの分解状況を確認します。
これら調査等で得られた結果や、汚染物質分析の結果を利用して、薬剤量等を算定します。
この値を汚染土地容積に換算の上、水溶液の状態で拡散を良くし、注入井戸から注入します。

VOC濃度低減曲線

SPS溶解液
SPS溶解液

特徴

  1. 原位置浄化
  2. 浄化時間が比較的早い
  3. 掘削法に比べ安価

適した条件

  1. 常設の注入井戸の作井が可能
  2. 注入設備が設置ができる
  3. 透水性が良く拡散性が良い場合

適さない条件

  1. 地下水がない
  2. 透水性の低い土質
  3. 土壌に吸着し溶出してくる汚染

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SPS法実施状況

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